言葉にすることの難しさ

自分の頭の中にある考えや感情を上手く言葉に精製するのはとても難しいとよく感じる。会話や口頭では多すぎるデータに口が追い付かなくなりながらもなんとかなるんだけど、文章で上手く書こうとすると何故かいやに小っ恥ずかしくなったり、躊躇してしまって推敲を重ねた結果言いたかったことと全く違うものになっていることもしょっちゅうだ。スキさえあれば無駄に考え込んでしまう悪い癖がそうさせてしまっているのだろう。あと変にまじめな部分があるので、放っておくととんでもなく硬い文体になってしまうのにも困る。だからこのブログではなるべくそういった諸問題を解決しつつ、上手く文章を書く練習をしようと思っている。こうして自分の考えを書いて残すことでスッキリもするし、後で読んだ時にあの時はこんなことで悩んでいやがったのかと笑うこともできるかもしれない。果ては自分のアイディアとか悩みとかを抽出し、作品作りにも活かせるかもしれない。とにかくタダなんだし、ブログやっといて損はないだろう。ちなみにブログのタイトルは近くにリカルデントガムがあったのでそこから拝借した。自分は文章どころか何かに名づける時でさえう~んう~ん、と考え込んでしまうので最近はテキトーに目に入ったものから名前を取ることにしている。

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ブログを記すのにはもう一つ理由があり、それは最近あまり気分がすぐれないからだ。こう書くと繋がりが全く分からんが、なんとなく不安とかモヤモヤを吐き出せるとよさそう、って思ったのである。今回のモヤネタは先ほど久しぶりに友達という存在と電話で話している時に感じたことで、「人を不快にさせずに話すのは難しい」ということだ。別に先ほどの会話で友達を不快にさせたというわけではないのだけど、自分で自分の話し方が嫌だな~って思ったんである。元来コミュニケーションというものが苦手で、ものごころついた時から表面上だけでもなるべくナイスに振る舞おうと邁進して来たのだが、どうしても本来の性格(あんま良くない)が抜けきらずちょいちょい顔を出してくる。細かく言えば、無愛想なうなずき方や返し方、チクリと刺してしまうなどがある。毎回毎回細心の注意を払ってはいるのだが、どうしても未だにぽろっ、と出てしまう。特にある程度仲が良くなるとその頻度は増える。前にテレビで毒舌を吐く人の心理をお医者さんが分析していたが、簡潔に言うと「攻撃的な言動、態度に対する相手の反応によって自分に対する好意や愛情を測っている」といった趣旨の結果だったと記憶している。それを聞いて自分は寂しがりだったり、ひねくれ者ほどそういうことをする傾向にある、と判断した。良く言えばツンデレだが、正々堂々と相手と向かえない者が盾にそれ使っているに過ぎない。自分も昔と比べるとマシになってきたとは思うが、まだまだ相手にはもちろん、自分自身に対しても捻くれているところが抜け切っていないので気を付けようと思う。

唐突に紹介するが、最近好きでよく聞いている曲の一つがこのPete Philly & PerquisiteのMindstateだ。トラックは言わずもがな素晴らしく、リリックも大変暗い仕上がりでとても自分好みだ。あまりにも素晴らしいので、意味が分からない(スラングかもしれない)部分も少々あって申し訳ないが自分なりに訳してみた。

闇の底に落ちた、抜け出せない
またこの気分だ、鬱とストレスと疑いで満ち溢れてる
そんな証拠全く無いのに
自分がミュージシャンであるという選択を正当化し続けてる
クソみたいな気分、自信なんて無くなっていく一方
こんなもんぶっ壊して突き抜けたいのに目の前には破れない塀がある
どうしても殻に閉じこもっちまう
こんな気分の時はいつもそうだ
今日はやる、やってやる
もう耐えられない
俺がこんな気分の時はお前ら静かにしとけ
自分を自分の怒りでがんじがらめにしてる気分だ
こんな気分になると大体一日中続く
良いやつであろうと努力はしてるんだよ
なのに不安定さが突き刺さしてくるんだよ、分かるだろ?
ジキル博士とフィル
俺はただの間抜けなのか?
もし俺が君を傷つけてたらこれはずっと誰かの記憶に残るだろうな
上下に揺れ続けてたけどアップは負け気味だ
俺はこうなろうって決め始めている
これが俺の一部だしリリシストってやつだから
いつも正しい側にいるよう祈り、諦めないためにもがいてる
それが間抜けたちに俺が苦しむ様を見せつけてる、でも
単に気分次第なんだろうな
単に気分次第なんだろうな

 

起きてすぐカーテンを閉める、光に当たりたくない
コーヒーを一杯飲んで隠れる
太陽が俺の考えを変えるかもしれないしな
そして自分に動け、反応しろって強いるんだ、今夜リングに上がって戦うんだって
遅くまで寝れない、死ぬほど不安だ
結局俺の運命は無一文で華やかな幻覚を見てるだけになるんじゃないかって怖い
それか俺のじいちゃんみたいに自殺するかだ
子猫みたいに鳴きながらいつも参ってる
一生治らないひどい病気にかかってる
常にどんなことにも不機嫌にさせられる
どのライムにも前向きな気分だってのに
全部見せかけでクソッタレだ
みんな拍手してくれる時はいつでも気分が良い
でもステージの上じゃないときはいつでも後悔が湧き出てくる
ラップの代わりにまともに学校を卒業するべきだったんじゃないかって
いや、俺はそんな感じでただの躁状態なんだろう インスピレーションのための教育はホント素晴らしい
クソ!また自殺願望だ・・こんな風に考えるのはやめなきゃ・・
単に気分次第なんだろうな
単に気分次第なんだろうな

どんどん増えていくが実はこの曲も自分がブログ書こうと思った決定的な原因である。どんなくらい気分でもこんな風に表現すると、「暗いな~(笑)」ってなるからである。とりあえずアウトプットするのって結構ポジティブな効果が多いと期待している。